2022年5月26日
カルシウムは60兆個の細胞間の連絡網です!
体質を改善しませんか?
生命体を維持する上でカルシウムイオンの重要な働き
カルシウムの分布は大きく分けて2つあります。 骨や歯に99%、残りの1%は血液中にあります。 カルシウムは血液100cc中に10mgの割合で含まれ、その濃度は変わることなく保たれているのです。 逆に言えばこのカルシウム濃度を維持できないと生命を維持することができません。 ですから外からカルシウムの必要量が入ってこないとカルシウム貯蔵庫である骨から借りてくることになります。 このカルシウム不足が長引くとついには骨がボロボロになって取り返しがつかなくなります。 血液中のカルシウムは微量ですが体のいろいろな器官で大切な働きをしています。 ケガをして出血しても自然と止血するするのは血液中のカルシウムイオンが働くからです。 また心臓の鼓動を維持したり神経系の興奮を抑えたりします。血液は全身の細胞に酸素と栄養を運んで炭酸ガスと老廃物を持ち帰る働きをしていますが、カルシウムイオンも血液によって運ばれ、細胞の機能をより活発に発揮させます。 例えばホルモン分泌や酵素反応のシグナルとして働いたり、筋肉の収縮に関わったりしています。 カルシウムが不足すると骨が脆くなるだけでなく、神経障害を起こしたり、カルシウム不足に反応して副甲状腺が異常亢進し、PTH(副甲状腺ホルモン)が盛んに分泌されるようになります。 副甲状腺が異常亢進すると腎臓障害、消化器障害、骨、神経障害、皮膚障害、全身不快感など多方面に障害が現れる恐れがあるのです。 口からカルシウム摂取の不足が続くと、このホルモンが異常に分泌され骨を溶かしいろいろな症状に導きます。
一般に食物のカルシウムとリンの比率は1対1が望ましいとされています。 最近非常に多くなった食品添加物豊富な『加工食品』やインスタント食品には「リン酸塩」が非常に多く含まれていますので摂りすぎには注意が必要です。 リンとカルシウムはくっつくとリン酸カルシウムとなり体外に排出されます。